中国政府が進める西蔵・布達拉(ポタラ)宮の修理工事は、開始から2年余りが経過した。現在、各工程は順調に進んでおり、これまで15件の工事が完了した。投入された金額は6418万元。建国以来、最大規模の修理工事だ。
布達拉宮には設計図がない上、独特の建築仕様を持つため、修理の難度が高い。修理前と同じ姿を維持するため、技術者らは実地調査、設計、実験を繰り返し、本来の姿を完全に残すという原則に基づき、伝統技術・現代技術を組み合わせながら修理作業を進めている。大規模な修理は2006年に完了する見通し。
写真(左):修理不足と雨水の影響で崩れた、布達拉宮正面の強慶塔拉姆坂道(2003年8月16日撮影)。同部分の修復はすでに完了したという。
「人民網日本語版」2005年3月24日