広西チワン族自治区大化瑶族自治県七百弄郷は1999年9月、中国西南地区カルスト地帯の生態環境回復と生物生産効率の総合開発プロジェクトのテスト地区に選ばれ、苗木栽培、果実栽培、耕地、養殖という4つの「亜生態系」ともいうべきものを含む、カルスト地帯の農業生態環境の回復を目指すプロジェクトが実施されてきた。このプロジェクトは中国科学院(科学アカデミー)のサポートのもと、日本の東京大学や北海道大学などと協力して実施されている。
プロジェクト実施地区では現在までに、これらの「亜生態系」に合理的な調整が行われている。苗木栽培はプロジェクト実施前と比べて、栽培面積は基本的に変わらず、総面積の58.8%を占める。耕地の面積は20.2%から5%に縮小した。果実栽培の面積は、プロジェクト前の0%から約18%に大きく増加した。養殖面積は18%以上に拡大した。
「人民網日本語版」2005年3月27日