北京市は、今年30億元を投入して公共交通の現状を改善し、4000台の老朽バスが「定年退職し、職場を離れる」ことになった。今日(30日)北京市公共交通総公司は応札車両を展示し、市民参加の形で最適のバス車両を選出することになっている。
日増しに増大する公共交通の需要から分析すれば、2008年には北京市のバス保有台数は現在の1万7000台から2万3000台に増加する見込み。市民の生活の質を高めるため、北京市公共交通総公司は車の世代更新をおこなうことにし、すでに全国各地の大型客用バスメーカーに向けて入札募集の招請を公表した。これら入札参加車両は今日から4月20日まで北京で展示され、同公司は審査委員会の審査と市民の投票を参考にして、最適の車両を選出することになっている。車両の買付け費用は30億元と予測されている。
今回の車両更新の重要な原因の一つは排気ガスの環境汚染問題である。現在使用中のディーゼル車の排気基準は欧州Ⅰにも達していないもので、今回の入札参加車両はいずれも欧州Ⅱの基準をクリアしている。
「チャイナネット」2005/03/30