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黄砂発生源地域で、生態保護事業に成果 内蒙古

 

 

 

 

 

 


    内蒙古自治区阿拉善盟(アラシャン)市は、同自治区最西端の戈壁(ゴビ)地方に位置し、面積は27万平方キロメートルに及ぶ。市内には、巴丹吉林(バダインジャラン)砂漠、烏蘭布和(ウランプハ)砂漠、騰格里(テングリ)砂漠という3つの大きな砂漠が広がっている。年間平均降水量はわずか40ミリ余り、蒸発量は3千ミリ以上に達する。かつては、過剰な放牧や居延海の枯渇、ゴビ草原の開墾、樹木の伐採などが原因で、阿拉善盟市は中国西北地方の主な黄砂発生源の1つとなっていた。近年、政府は莫大な資金を投入して、草原を取り戻し、生態系を保護するため現地住民の移住を勧めるなどの大型プロジェクトを進めている。阿拉善盟市では今春、一部の地域で小規模な砂嵐が2度観測されたのみで、ゴビ地方の植生被覆率や湿度は以前に比べ上昇し、生態環境は良好発展の軌道に乗りつつある。

写真(左):昨年9月から湖水面積が回復しつつある額済納(エチナ)地区のオアシス・居延海

写真(右):生態環境が大きく改善した賀蘭山。内蒙古自治区阿拉善盟市と寧夏回族自治区の境界に位置する

「人民網日本語版」2005年4月1日

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