中国労働保障部がこのほど発表した10の新たな職種の中に、ウェッブサイトのエディターが含まれることとなった。
新職種の定義によると、ネットエディターというのは、専門知識やコンピューター・インターネット関連の先進的な情報技術を使い、ウェッブサイトのコンテンツの構築につとめる人たちのこと。
中国におけるインターネット産業が誕生以来、ウェッブサイトの建設がめざましい発展を遂げた。中国のインターネット発展状況についての統計データによると、2005年1月までの時点で、ワールドワイドウェッブにおける中国のウェッブサイトの数は67万、ネチズンは9400万人に達した。
ウェッブサイトの数によって計算すると、当面、中国におけるウェッブサイトのエディターは300万人を上回ることになった。向こう十年間においても、ネットエディターの求人が増え、全体としての伸び率は26%を超えると見込まれている。
ネットエディターは新興の職種であり、当面の従業者の中には、伝統的メディアからのエディター、記者、ウェッブサイトの管理員、図像・文字のデザイナーからの転職者が多い。
労働保障部筋によると、当面、ネットエディターの統一的な職業基準や規範がまだ未確立で混乱が見られるため、企業によるトレーニング、審査、採用の大きな困難をもたらすことにもなっている。そのため、ネットエディターの資質管理を標準化、制度化、規範化の軌道に乗せるための措置はネットエディターの専門チームの育成、職種としての持続的、安定的かつ健全な発展にとって重要な現実的意義を持つといえる。
専門家として「10の新職種発表会」に出席した中国人民大学新聞学院の彭蘭教授は「新職種であるネットエディターは、ウェッブサイトのニュース編集者を指す」と語った。
「チャイナネット」 2005/04/04