「拙政園に行く場合は、何番のバスに乗ればよいのか、虎丘に行くのにはどうのようにバスを乗ればよいのか」。今日、初めて蘇州観光に来た西安の陳さんは、通行人に尋ねたり、地図を見たりせず、「公共情報ボックス」で、タッチパネル式スクリーンに軽く触れて、目的地までの道順をたちどころに検索し、いちいち道を尋ねてまわるという面倒なことはしなくてもすむようになった。
「公共情報ボックス」は、このほど利用可能となり、蘇州市に設置された最初の多機能デジタルプラットフォームとなっている。これは、テレビ、ラジオ、新聞・雑誌、インターネットの次に現われた「5番目のメディア」と見なされ、主に公共情報の提示、各種費用の納入など総合的サービスに用いられている。
市民たちはここで各種費用を納入することができ、観光客はいつでもこの「公共情報ボックス」で観光名所案内の検索、ホテルの予約、気象情報検索、路線バス線路の検索などが可能であり、さらにニュースセンターというコラムでこの都市の毎日の出来事を知ることもできる。
伝えられるところによると、第1陣50の「公共情報ボックス」は3月末までに正式に蘇州市の街頭に設置されることになっている。計画では、2005年末までに300に増やし、2007年末までに、蘇州市の街頭、コミュニティーのあちこちに約1000の「公共情報ボックス」が設置されることになる。そうなれば、内外の観光客は蘇州の美しい風景を楽しむと同時に、デジタル・ライフの快適さと利便性を享受できるようになる。
「チャイナネット」2005年4月4日