アジア最大の鉄鋼石鉱山として知られる遼寧省鞍山市・斉大山の生態環境・植生回復プロジェクトが3日からスタートした。対象面積は約666ヘクタールで、3600万元が投じられる。鞍山市は現在、鉱山周辺の環境整備プロジェクトを27件計画している。
同鉱山の開発は1969年から始まり、1970年からこれまでに、計2億2千万トンの鉄鉱石を採掘している。大規模な開発とともに、環境と植生の深刻な破壊も進み、破壊面積は全市で170平方キロに達した。鞍山市と鞍山鋼鉄公司は2000年から植生の回復に取組み、これまでに9.7平方キロを整備。2010年までに全市の植生回復率を21%に引き上げる計画だ。
「人民網日本語版」2005年4月4日