ゴールデンウィークの連休を前にして、全国の道路運輸システムはすでにさまざまな準備をととのえ、従業員と車両はスタンバイの状態に入っている。
中国交通部筋によると、2005年のゴールデンウィークに、全国道路輸送を利用する旅客の数は延べ3.25億人に達し、昨年同期比4.8%増と見込まれている。
同筋によると、今年のゴールデンウィークの道路輸送には次のいくつかの特徴がある。一、輸送能力が十分あること。輸送に投入される車両のうち、高級・中級のバスの数が大幅に増え、中級以上のバスの数は総量の40%を占めると見込まれている。高速道路及び名所へ向う道路では、高級バスの占める比率が著しく向上し、80%にも達すると見られ、旅客たちにより安全かつ良質のサービスを提供することとなっている。二、旅客の流れは主に中距離・短距離の観光であり、学生と農民労働者の移動は大幅に減ると見られている。三、旅客の数の増加はいくつかの中心都市、観光都市、観光名所、経済の発達した地域に集中し、一部の中心都市における旅客の数は20%増となろう。また、マイカーの急速な増加および農村部、都市周辺部の諸施設が整備されるにつれ、都市周辺部観光の人気が高まり、都市周辺部の観光スポットへ移動する車両や農村部へ観光に行く都市住民も著しく増え、旅客の流れは一定の幅の増加が見られるだろう。
「チャイナネット」 2005/04/30