黄河、長江をはじめとする河川を保護する「母なる河川を保護しよう」というキャンペーンが1999年に始動されて以来、延べ3億人の青少年がこのキャンペーンに参加し、国内外から2.5億元の資金が調達され、1103ヵ所、総面積が26万ヘクタールに達する生態系プロジェクトも整備されたことから、生態系の面でも社会の面でもを大きなメリットを得たと見られている。
黄河の上流に位置する竜羊峡ダムの緑化プロジェクトは同キャンペーンの最初のプロジェクトとして1999年に始動。その後、長江上流に位置する四川省の楽山市と重慶市の万州区、「南部の水を北部へ導入するプロジェクト」の起点である丹江口ダム、黄河中上流に位置す陝西省の延河、内蒙古自治区のジュンガル地域などで緑化プロジェクトが次々と繰り広げられ、植木の活着率はほぼ85%以上に達し、90%以上に達するプロジェクトもある。
全国の青少年はこのキャンペーンに積極的に参加した。6年来、約1000の生態系環境観測チームがが組織され、2300ヶ所の生態環境観測スポットも設けられた。青少年たちは、このキャンペーンへの参加を通じて、環境保全意識が向上し、それぞれの家庭、及びコミュニティにも影響を及ぼし、環境保全のためにできるかぎりの力を尽くすことになった。
「チャイナネット」2005年5月9日