四川省成都市は世界最大規模のジャイアントパンダ博物館を建設する。建設準備作業がこのほど始まった。パンダについての知識普及、教育、展示、展示品の収集、収蔵、保護、学術研究などが行えるようにする。成都パンダ繁殖研究基地が明らかにした。
基地の責任者によると、博物館のテーマは「人、パンダ、自然の調和」。陳列は見学者のことを考える設計理念に基づいて行う。展示面積は5000平方㍍で、展示品の説明文はすべて中国語、英語、日本語で書く。さまざまなコーナーを設け、さまざまな見学者のニーズにこたえる。
バリアフリー設計が最大の特徴で、展示ホールの床は平面を基本とし、段差を設けず、ゆるやかな傾斜にする。建設プランは公募し、中国各地および米国、フランスなどからの応募の中から選ばれた。
主な展示内容はパンダの生存や生理的特長、生活習性、社会関係、野生と飼育されているパンダの違いなど。パンダ文化も展示のテーマの一つで、パンダ自然保護区の分布や人文地理、周辺の少数民族およびその文化、竹の文化なども展示する。館内には子どもセンターも設け、パンダについての教育を行う。(成都5月7日発新華社電)
中華人民共和国駐日本国大使館ウェブサイトより 2005/5/9