中国環境観測ステーションがこのほど、4月の全国の環境の質に関するレポートを発表し、全国の47の環境保全重点都市の中で、北京市とフフホト市がともに空気重度汚染日数がもっとも多い都市であることが明らかになった。
中国環境観測ステーションのレポートによると、降水量の減少と広範囲の砂塵、ほこりの多い気候の影響で、4月の空気の質は3月と昨年同期より悪くなった。47の環境保全重点都市の中で、空気の質が良好の日数が60%以下となった都市は済南、長沙、北京、鄭州、太原、蘭州など。空気の質が最悪とされる5級の天気の日数は、北京とフフホトが最多の3日、蘭州が2日、太原と西寧がそれそれ1日であった。
また、4月には、空気の質がよいとされる「青空の日」の日数はわずか14日、砂塵の天気に4回も見舞われたこともわかった。
「チャイナネット」2005年5月12日