先般、北京「五輪観光プロジェクト紹介・説明会」の席上、北京市発展・改革委員会の呉桂英副主任は「向こう6年間に、北京市は観光業及びコンベンション・展覧産業に800億元を投入し、北京を世界で名の知れた観光都市に築きさげることを目指すことになる。その間に、外資が北京の観光名所の管理、低めの星クラスホテルの管理、観光会社の合弁などの分野に進出する」ことを明らかにした。
同説明会の席で、北京市は世界に向けて、138の五輪観光プロジェクトをプレゼンテーションし、投資総額は200億元以上に達することが明らかにされた。呉桂英氏によると、向こう6年間に、北京市の観光業、コンベンション・展覧産業への投資総額は800億元に達すると見られている。北京市の観光業が直面する主な課題に対し、今後、北京市は次の観光プロジェクトを重点として力を入れることになっている。①観光名所において合弁、協力、先進的な管理技術を導入すること。②低めの星クラスのホテル、旅館、宿泊施設が内外の投資の管理を導入すること③観光会社と世界の著名なホテル経営ブランド企業が協力し、合弁を目指すこと。
そのほか、北京市は観光名所のインフラ整備への投資を増やすことになっている。北京市観光局の于長江局長は「2005年の上半期に、北京市はすでに5000余万元を投入しており、下半期にはさらに5000余万元を、北京市の重点とされる一部の観光名所の道路、環境整備、生態環境保全などのインフラ整備に投入することになっている」と語った。
関係筋によると、今後2年間に、北京市は五輪観光情報サービスセンターと観光集散センターの整備を始動させ、北京を訪問する観光客のためにより行き届いたサービスを提供し、「国際的観光大都市」としての北京市のイメージアップを目指すこととなっている。
「チャイナネット」 2005/06/24