世界中医薬学会聯合会は29日、中国医薬分野の国際試験が今年から大幅に改革されることを明らかにした。改革に向け、すでに1年間の準備が行われている。
国際的な慣例では、各種レベル認定試験や資格試験は一般的に、代理機関が実施している。これに合わせ、現在は政府が主催している中国医薬関連に関する各種国際試験は今後、各国代表で構成される世界中医薬学会聯合会と世界針灸学会聯合会(本部はいずれも中国)が主催する。また、分野・クラスの細分化を進め、これまで2クラスしかなかった資格試験を、5分野・のべ21クラスに分ける。これには医師類全5クラス(医師、針灸医師、中国医学整骨科医師など)、薬剤師類全5級、看護師類全4級、教師類全4級、技師類全3級(按摩、美容、足裏反射療法など)が含まれる。
世界中医薬学会聯合会の李振吉副主席兼秘書長によると、過去に発行された資格認定書は今後も有効で、新体系の試験では資格審査の参考に使用できる。国際試験は各国の受験者が対象になることから、さまざまな言語の運用が必要となり、運営の難度も高くなる。このため。試験機関は試験問題データベース蓄積への総合プランをすでに作成し、当面の目標として2万題の作成を決定した。長期的には5万題-10万題のストックを目指す。
「人民網日本語版」2005年6月30日