新党の郁慕明主席が率いる台湾の「抗日戦勝利60周年記念大陸訪問団」は11日午前、「七七事変(盧溝橋事件)」が発生した北京市郊外の盧溝橋と、付近にある中国人民抗日戦争記念館を見学した。郁主席は盧溝橋で「当時、29路軍が盧溝橋で放った最初の銃弾が、全民族の抗戦への決意を呼び起こした。さもなければ、今がどうなっていたかは分からない。現代の若者は先の世代のこうした精神を継承しなければならない」と語った。
盧溝橋の後、訪問団は中国抗日戦争記念館を訪れ、抗日戦争の英雄に花輪を捧げた。郁主席は「今回の新党による大陸訪問の目的は、歴史を心に刻み、歴史を鑑(かがみ)とし、未来を創ることである。台湾人も中国人であり、われわれは台湾の祖国復帰のために犠牲となった英雄を忘れてはならない。全中国人が、長く険しい道を過ぎた後に、民族の輝かしい未来を共に創り出すために、共に努力できることを願っている」と所感を述べた。
「人民網日本語版」2005年7月11日