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「いにしえの道に古跡をさがし求めて」
 北京市人民対外友好協会、北京友好法人クラブ主催の阿南史代、劉小島両女史の『幽々古道に、千年の古跡をさがし求める』――北京遼金遺跡写真展が10月12日から10月18日まで、北京の目抜き通りの大ショッピングモール「新東安商場」地下一階展示ホールで開催された。

 開幕式には、劉徳有中国文化部元副部長・中国対外文化交流協会常務副会長、陳永昌、王孝賢中日友好協会副会長、劉樹声北京市人民対外友好協会副会長が出席した。阿南惟茂日本国駐中国大使も出席した。

 この写真展は、東アジアの歴史を研究し、これまで三度北京に在住したことがあり、北京の歴史や仏教に関する著作がたくさんある阿南史代女史とプロの写真家であり、北京の中央美術学院で二年間美術史を学び、1984年以降北京に在住している劉小島さんのなが年の北京における研究、創作、思索、模索の成果の紹介である。北京市人民対外友好協会の方々は、この写真展はこの二人の北京の歴史に対するユニークで、大胆な、新しいアングルからの探求であり、欧米の文化の中で育った学者と写真家の視点、視角の提示であり、欧米の文化をベースとする発想と、教育や研究を通じて受容した東洋の文化を巧みに融合したものである、と見ている。

 展示が始まってからの数日間に、すでに大勢の人たちが見学し、感動の言葉を記帳薄にしたためている。

 ある中国人写真家は、自分は数十年間も北京市で写真をとりつづけているが、自分たちの住んでいる北京市とその周辺にこれほど多くの遼、金時代の古跡が存在していることを知り、大いに驚くとともに、感動している、と語っている。

 北京市は紫禁城などが明、清の時代に築造されていらい、明、清の文化財が主に市民の生活に近い存在となっていた。市内と郊外にこれほど多くの遼、金の時代の遺跡が残っていることは、遼、金の歴史を専門に研究している人たちを除いてはほとんど知られていないと言ってもよい。

 阿南史代女史は、草の下に隠れている遺跡を発見して、研究資料として記録に残すために、冬風の吹くなかで探索をつづけたようである。劉小島さんというプロの写真家の協力があったせいか、すばらしい写真ができあがっていた。この展観と研究成果は中国における北京市の研究、中国北方の歴史の研究の面でも、これまでにない切り口を提示したものであり、大きな関心を集めている。

 ちなみに、阿南史代女史は、阿南惟茂大使のご夫人である。

 (林国本)

「北京週報」より

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