南アフリカのダーバンで開催中の第29回世界遺産委員会は15日、澳門(マカオ)の歴史建築群を世界遺産に登録することを決めた。澳門の歴史建築群は、中国国内に現存する中国・西洋折衷建築の中でも、年代は最も古く、規模は最大、保存状態は最もよく、建築が最も密集している。中国の今年の世界遺産申請項目はこれ一つだけだ。澳門の歴史建築群は、旧市街を中心として構成され、隣接する広場や街道と結びついており、20以上の古建築物がある。
14日までに新規登録された世界遺産は、自然遺産が7項目、複合遺産が1項目。自然遺産はそれぞれ、エジプトのホウェール渓谷、日本の知床半島、メキシコの「カリフォルニア湾の諸島と保護地域」、ノルウェー西部のフィヨルド、パナマのコイバ国立公園、南アフリカの「フレデフォート・ドーム」、タイの「ドン・ファヤエン――カオヤイ森林保護区」。複合遺産は、英国のセント・キルダ島。
写真は澳門の歴史建築群の板樟堂前
「人民網日本語版」2005年7月18日