旧日本軍による南京大虐殺の期間に、南京の多くの難民を保護したことで知られる米国人のミニー・ヴォートリン女史の兄弟の孫に当たるシンディー・ヴォートリンさんが20日、60年以上保管されていた当時の貴重な歴史資料100点あまりを、南京大虐殺記念館で公開した。
公開された資料は、写真21枚、ヴォートリン女史の書簡47通、パスポート、通行証、難民を保護した時に身に付けていた赤十字の腕章など。ヴォートリン女史は1919年~1940年、南京の金陵女子学院で教員を務めた。南京大虐殺が行われた期間には、20人あまりの欧米人とともに、危険を顧みず、南京の難民の救助に力を尽くし、1万人以上の女性や子供を保護した。
写真:ミニー・ヴォートリン女史の当時の通行証
写真(上):ミニー・ヴォートリン女史の当時のパスポートを見せるシンディー・ヴォートリンさん(写真左側)とその娘
「人民網日本語版」2005年7月21日