1カ月にわたる「上海市環境保護条例」改正案への一般からの意見募集が20日、終了した。同条例は、商品の過剰包装を制限し、商品包装の減量化を促進する内容で、注目を集めている。市民からの意見数百件には、過剰包装の制限への反対意見はない。これにより上海市では、商品の過剰包装が法的規制を受ける見通しとなった。
立法の促進と同時に、上海市は政府による指導の強化を続け、産業協会への自粛呼びかけなど多数の方向から、過剰包装の制限を実現させる。上海市政府の指導と推進により、上海の5大産業協会は「上海市月餅適度包装暫行弁法(暫時規定)」を共同制定し、このほど実施している。同弁法は、秋の代表的な贈答品・月餅に関する規定だ。これにより、上海で生産・販売される月餅の包装には、木材の使用が禁じられ、特にマホガニーや水晶など高価な素材の使用は厳しく禁じられる。また、月餅と高級洋酒、水晶製グラス、高級茶葉、象牙製のはしなどとのセット販売も禁止される。
「人民網日本語版」2005年7月21日