中国・日本　両国人民の友好の絵巻物

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白西紳一郎氏

社団法人日中協会理事長

1940年、広島市に生まれる。大学生時代に京都で中国近現代史を学び、1967年初訪中以来、訪中回数450回を超える。1975年、茅誠司氏に師事して、日中協会設立に参加。

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メッセージ

第二次世界大戦後60年、日本をどう総括するか。「平和発展」とだけでくくることはできない。なぜか。1994年から1972年までの23年間、中華人民共和国を承認せず、同国の国連での合法的地位の回復にも反対してきた。朝鮮戦争など日本の周辺での戦争に、日本はその「外側」ではなかったからだ。旧日本軍が侵略を行った国・地位およびその国民から、本当に信頼するに足りる友人となりえたかどうか日本はよりいっそうの努力が必要、ということだ。自国と自国民を愛し、国際主義（国際協調）を並存させる友好交流が、21世紀に期待される日中関係だ。