囲碁は中日両国人民の共通の趣味として、両国人民が交流を行う特殊な言語であり、友好を表現する特有な形でもある。
40年余りの囲碁人生の中で、私は数えきれないほど日本人の囲碁仲間と対局したことがある。日本の皆さんがよくご存知の藤沢秀行、加藤正夫、小林光一、大竹英雄、小林覚、依田紀基などの棋士とはいずれも旧友の間柄である。特に1980年代に中日スーパー囲碁戦が開催されて以来、両国の棋士の間の交流はより一層多くなり、両国のより多くの囲碁ファンに囲碁のもつ魅力を感じさせることになった。私も日本の囲碁仲間との対局の中で多くのものを学び、碁と人生に対して絶えず新たなことを感じ取り、悟ることができた。
私は、中日両国の間にどんな摩擦と不快なことが起こっても、両国の長い文化交流の歴史を阻止、遮断することはできないと思う。囲碁は両国人民の対話と交流の証しであり、私はそれがこれからの両国交流の中でさらに大きな役割を果たすよう願っている。 |