中日両国は他の地に引っ越すことのできない隣人同士の間柄、別れることのできない夫婦のようであり、運命がこのように設定してくれた以上、お互いの間では現実的にお互いに依存し合ったり付き合ったりする法則を探し当てるほかないこれは少なくとも知恵のある人たちの選択の一つであろう、と私は思っている。
中日関係は両国間のことだけでなく、その状態の良し悪しはいずれも「ある国が喜び、ある国が恨みをもつ」という状況をもたらすことになるかもしれない。もしもわれわれが常にこのような仮定の上に立てば、もしもわれわれがお互いに心と心を交換し合うように、相手の身になって「歴史を戒めとし、未来に目を向ける」ならば、われわれはこのような複雑かつ敏感な時期においても、必ず不変ということをもってさまざまな変化に対応するように「中日両国が世々代々友好的に付き合っていく」ことを目指して、確固不動の姿勢で努力しなければならないのである。これは両国の偉大な先人たちがその子孫たちに残した遺訓でもある。 |