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金庸氏 

本名は査良鏞(Louis Cha)、ペンネームは金庸、1924年に浙江省の海寧県に生まれる。香港の著名なジャーナリスト、社会活動家、中国の著名な文学者、学者。

文学の創作において、金庸氏にはたくさん著書があり、すでに『射雕英雄伝』など15の長編小説が出版されている。そのうちの一部はすでにいろいろな国の言語に翻訳され、海外で出版されている。同時に、この15の作品はすべてテレビドラマ、ラジオドラマ、舞台劇などに脚色され、次々と世界各地で演じられている。

現在、浙江大学人文学院院長、教授、博士課程指導教官、イギリスのオックスフォード大学漢学研究院高級研究員、カナダのイギリス系コロンビア大学文学院兼任教授、香港明河グループ有限公司総裁をつとめている。

2001年、国際天文学会は北京天文台が発見した小さな遊星を「金庸星」と命名。

 
メッセージ

 日本の神奈川大学が先般「歴史文学講座」を催し、会議で、私は中日両国の歴史小説についてというテーマの講演を行った。私は、次のように語った。真実は歴史をよりどころとするべきで、歴史をねじまげることで人々の民族的感情に迎合してはならず、「歴史を戒めとする」とはこの意味である。歴史は真実を重視するものであるが、文学は少し加工をすることもでき、いわゆる「三分の虚、七分の実」がそれである。われわれが歴史の教訓を汲み取るには真実の歴史をよりどころとすべきである。当時、圧倒的多数の学者と参会者が私のこの意見に同感の意を表明した。私は神奈川大学でも講演を行ったことがあり、メーンテーマは中国、日本、韓国、朝鮮などの東アジア諸国が「東アジア経済連合」を結成するよう呼びかけるものであった。当時、神奈川大学学長も賛意を表明した。以後数年経ったが、今日においても、私は相変わらずこの考え方を持ち続けている。



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