8月1日に出版された「求是」誌(第15期)は、中国人民抗日戦争の勝利60周年を記念する曹剛川国防部長(中国共産党中央政治局委員、中央軍事委員会副主席、国務委員)の文章を掲載している。文章の概要は次の通り。
6年間の局地的な抗日戦争と8年間の全面的な抗日戦争において、中国の人民は非常に困難な闘争を繰り広げ、日本の侵略者を打ち負かし、世界反ファシスト戦争の勝利に大きな貢献を果たした。中国の人民による抗日戦争は全民族による抗戦であり、世界反ファシスト戦争を構成する重要な一部であり、世界反ファシスト戦争の東方における主戦場であった。中国の軍や人民は日本軍150万人以上を殲滅した。これは第2次世界大戦における日本軍の死傷者の約70%を占める。中国の人民は多大な民族的犠牲を支払った。概算によると、中国軍民の死傷者は3500万人以上、資産の損失と戦争による出費は1千億ドル、間接的な経済損失は5千億ドルを超える。
抗日戦争の勝利は、愛国主義が永遠に中華民族の貴重な精神的財産であり、人民戦争が常に敵を打ち負かし勝利を制するわれわれの切り札であり、強大な国防がわが国の主権・安全・領土保全を守る信頼できる保障であることを説明している。
「人民網日本語版」2005年8月2日