国連人口基金・駐中国事務所のロニー・リンドストロム副代表は6日、青海省西寧市で「西北地域人口と発展フォーラム」に出席し、「中国の計画出産政策は単純な産児制限ではない。より広い内容をカバーするものだ」と述べた。リンドストレム副代表の主な指摘は次の通り。
計画出産政策の施行以来、中国は多くの喜ばしい成果を収めた。これは計画出産政策と必然的に連係しており、主に(1)人々の健康、特に生殖健康水準の持続的改善(2)就業の改善(3)生活水準の向上(4)苦情管理を含む法体系の改善(5)人間本位の発展観の強調(6)大衆向けサービスの強調(7)避妊具の幅広い普及――にあらわれている。このほか、中国は膨大な人口の出生率を人口置換水準より低く抑えている。
中国は多くの成果を収めたが、衛生・教育水準の一層の向上、流動人口へのサービスの困難などの課題をなお抱えている。中国は真剣で慎重な長期計画によって、これらの課題に対処する必要がある。
「人民網日本語版」2005年8月8日