黒竜江省斉斉哈爾(チチハル)市で2003年8月4日に起きた、旧日本軍の遺棄化学兵器による毒ガス事故について、日本政府に請願書を渡すために日本を訪問していた事故被害者8人と弁護士らが9日帰国した。中国側弁護士の羅麗娟氏によると、請願活動は予定通りに行われ、日本政府高官が請願書を受け取った後に示した誠意に訪問団は満足しているという。
羅弁護士によると、日本の逢沢一郎副外相が訪問団一行を迎え、被害者による被害状況説明に真剣に耳を傾け、被害者の負傷状態を調べた。その後、逢沢副外相は被害者、特に訪問団の中の3人の子供に謝罪した。逢沢副外相は、町村信孝外相と内閣にできる限り早く請願書を渡し、被害者に返答すると述べた。
「人民網日本語版」2005年8月10日