江蘇省南京市の獅子山上にある。閲江楼は武漢の黄鶴楼、岳陽市の岳陽楼、南昌市の滕王閣に次ぐ江南地帯の第4の名楼。明の開祖、初代皇帝である朱元璋が1374年に建立し、自ら閲江楼と命名するとともに、文臣らにそれぞれ『閲江楼記』を記すよう命じた。楼内には、元末明初の著名な文学者、翰林大学士(官名)だった宋濂が記した『閲江楼記』、朱元璋が自らしたためた『閲江楼記』と『又閲江楼記』の3篇が今でも残っている。
「チャイナネット」2005年8月