広東省広州市の越秀山上にある。広州のシンボル的建築物の1つで、省指定の文化財。高さは25メートルで、長方形を呈し、幅は31メートル、深さは16メートル。下2層の壁は赤砂岩を積み重ねたもので、3層以上はレンガ壁。外壁は上にいくほど徐々に狭くなっており、庇が二重の5層建て。緑の琉璃瓦に覆われ、棟には大亀や魚、花の文様などが彩色漆で描かれている。壁は朱色、瓦は緑色で、実に壮観。「広東省南部の絶景」と呼ばれるゆえんだ。壮大な鎮海楼は古今を通じて「広州8大景勝地」の1つでもあった。
「チャイナネット」2005年8月