江西省南昌市を流れる贛江の東岸に位置する。高さは9丈(約29.7メートル)、3層とかなりの規模を誇る。世の転変を経て、その歴史で28回も再建が繰り返されたのは非常に珍しい。現在の滕王閣は1985年の建立。「落霞与孤鶩斉飛、秋水共長天一色」(落霞、孤鶩と齊しく飛び、秋水長天と共に一色)は、王勃が滕王閣を絶賛した名句。まさにこの王勃の『滕王閣序』が、「文化の名楼」として滕王閣の名を高めていった。
「チャイナネット」2005年8月