中国の性別平等と婦女発展の状況


前書き



中国は世界で人口が最も多い発展途上国であり、女性は13億総人口の半分を占めている。性別平等と婦女の全面的発展を促進することは、中国の発展にとって重要な意義があるばかりでなく、人類の進歩に特殊な影響を及ぼすものである。

男女平等を促進することは中国の基本的国策である。1949年の新中国成立以来、特に1970年代末に改革・開放政策を実行して以来、中国経済の持続的成長と社会の全面的進歩に伴い、女性の男子と平等な権利と機会がたえず保障され、婦女の発展はかつてない機会に恵まれている。

ここ数年来、中国政府は性別平等を含む公平と正義を社会主義の調和のとれた社会を構築する重要な内容とし、経済、法律、行政、世論などさまざまな措置を講じて、女性が政治、経済、文化、社会、家庭生活などの面で男子と平等な権利を享有するのを保障し、婦女の全面的発展をたえず促進するように努めている。

1995年、北京で開かれた国連第4回世界女性大会は「北京宣言」と「行動綱領」を採択したが、この宣言と綱領は性別平等と各国婦女の発展を促進することに重要な影響を及ぼしている。この世界女性大会の開催10周年を記念するに当たり、ここで10年来の中国の性別平等と婦女発展の状況について重点的に紹介したい。