中国外交部の戴秉国副部長は17日、第4回6カ国協議第2段階会議の5日目の日程を終えた参加各国の代表団団長を釣魚台国賓館に招待し、中秋節の晩餐会を開いた。戴副部長は晩餐会の中で、「われわれは、朝鮮半島の非核化実現という大局から出発して、困難に立ち向かうことしかできないし、また必ずそうしなくてはならない。後戻りには出口がないのだ」と指摘した。
戴副部長は主に次のように述べた。
中国は議長国として、各国の意見を十分に聞いて考慮することを前提として、責任ある態度で慎重な検討を行った上で、各国の利益と懸念の両方に配慮した共同文書草案を、議長国の名義で提出した。これは、現在の状況下で各国が合意することができる最も現実的な方案だと言わなくてはならない。また、これはバランスの取れた相互両得の方案でもあり、各国がともに作り上げた秀作だ。
実践が証明するように、6カ国協議は朝鮮半島の核問題を対話によって平和解決する唯一の現実的かつ効果的なルートであるだけでなく、関係各国が信頼を深めて疑いを解き、共通認識を拡大し、協力を促進し、共通利益を守る重要な舞台でもある。間違いなく、協議プロセスを推進する道の上では、さまざまな困難に直面するだろう。だが、朝鮮半島と北東アジアの持続的な平和と安定を保護して朝鮮半島非核化の目標を実現するという大局から出発し、われわれは困難に立ち向かい、絶えず前進することしかできず、また必ずそうしなくてはならない。後戻りすることはできない。後戻りには出口がないのだ。
「人民網日本語版」2005年9月18日