9月18日は"九・一八"事変(満州事変)の74周年の記念日である。中国各地の住民はさまざまな方式で記念活動を行い、"歴史を深く心に刻み、国恥を忘れず"の意思を表した。
当日、中国東北部の遼寧省、黒龍江省と吉林省では、それぞれ犠牲者の慰霊式を行い、"九・一八"事変を記念した。"九・一八"事変の発生地である遼寧省の沈陽市を含む中国の多くの都市は次々と警報を鳴らし、国恥を忘れず、平和な時でも戦争の悲惨さを忘れないよう国民に呼びかけた。山西省、河北省、河南省などの地方ではそれぞれ市民の署名活動などが行われた。
1931年9月18日、日本関東軍は中国東北軍の北大本営を砲撃すると共に沈陽を攻めて、"九・一八"事変を起した。"九・一八"事変は日本が中国、アジア及び太平洋地域に対する全面的な武装侵略の幕を開いた。
18日午後9時18分、鐘や警報サイレン、自動車のクラクションを鳴らして瀋陽市上空に響き渡らせ、国辱を忘れないよう市民に注意を呼びかける活動が行われた。
この活動は、瀋陽市では1995年から毎年行われている。今年は、国内の100以上の都市が実施し、夜にサイレンを鳴らして、国辱を忘れない意思を示す。
"九・一八"事変記念日に100以上の都市で一斉にサイレンを鳴らした。
2005年9月19日