第9回中日経済シンポジウムは11月19日天津の経済技術開発区で開催され、中国の朱鎔基国務院総理と日本の小泉純一郎首相はそれぞれ祝賀のメッセージを寄せた。
今回のシ塔|ジウムのテーマは、中国の世界貿易機関(WTO)加盟と21世紀の中日経済協力。朱鎔基総理はメッセージの中で、世界経済が新しいチャレンジに直面している情勢のもとで、両国経済界と報道界の人士が一堂に会い、中国のWTO加盟と21世紀の中日経済協力について率直に意見を交換するのは、双方の相互理解の増進A両国経済貿易関係の発展にとって非常に意義のあることである。中日両国の経済には非常に強い相互補完性があり、双方の経済協力には大きな潜在力がある。中国のWTO加盟は、中国と日本を含む世界各国との経済協力のためにより明るい見通しを切りひらいた、と述べた。
小泉首相も祝賀のメッセージの中で「中国のWTO加盟が実現したことを嬉しく思う。WTO加盟を機会に日中の経済関係がさらに発展し、世界経済の発展にも寄与することを期待している。日中両国が新たな課題に直面する中で中国のWTO加盟と21世紀の中日経済協力をテーマに討論会を開くことは非常に重要な意義がある。活発な討論で日中経済と世界経済の発展に良いアイデアが出てくることを期待している」と述べた。
中国国際貿易促進会の兪暁松会長、中国銀行の劉明康行長、中国第一自動車グループ公司の竺延風総経理、天津市の李盛霖市長がシンポジウムに出席し、日本側の豊田自動車の張富士夫社長、富士通の関沢義会長、日本貿易振興会の代表らも出席した。
「チャイナネット」2001/11/20