中国はこのほど、新しい抗ガン剤「恩度」の開発に成功した。腫瘍への栄養供給を遮断し、腫瘍の抑制と治療を行うもので、国の重大科学技術プロジェクト「薬物の独自開発と漢方薬の現代化」、および国のハイテク計画「863計画」の重大な科学研究成果だ。
専門家によると、これは血管内皮の障害を抑制する世界初の抗ガン剤。タンパク類による血管内での腫瘍発生を抑える医薬品の研究分野において、中国が世界のトップレベルに躍進したことを示している。現在、新薬は国家食品薬品監督管理局が一類新薬(中国国内で開発された新規有効成分)に認定し、多項目にわたる独自開発の成果のうち、1件は中国の発明専利(特許)を獲得した。うち2件は国際特許を出願中。
「人民網日本語版」2005年10月21日