国の重点プロジェクト 

「西部の電力の東部地域への送電(西電東送)」、「西部の天然ガスの東部地域への輸送(西気東送)」、「南部の水の北部地域への導入(南水北調)」は中国政府が経済発展の枠組みを変え、全国の資源の合理的配置を実現するための三大戦略的プロジェクトである。西部の水力、石炭資源を利用して送電網を建設し、電力を東部地域に送電する「西電東送」プロジェクトは工事の施工に拍車をかけており、その南部の送電ルートである貴州=広東の300万KW直流送電プロジェクトは2004年9月に完工した。西部から全長4000キロのパイプラインを敷設し10の省、自治区、直轄市を経由して天然ガスを華北と東部都市に輸送する「西気東送」プロジェクトは、2004年10月に完工し、年間輸送量は120億立方メートルに達すると予測される。「南水北調」プロジェクトは2002年12月27日から正式にスタートし、第一期工事が完成する2010年には北部地区の水資源の不足が解決されると同時に、長江、黄河、淮河、海河など四大流域の水資源の合理的配置が実現する。

10年間の努力を経て、2003年に国の重点プロジェクト――長江三峡ダムプロジェクトは、ダムの貯水、通航、第一組ユニットの発電が実現した。三峡ダム発電所には70万KWのユニットが26組すえつけられ、全部稼動すれば発電量は年平均847億KWHに達し、一組のユニットで人口百万の都市の電力供給を満たせることになる。

いま一つの国の重点プロジェクト――海抜が世界最高、総延長が1142キロの青海=チベット鉄道は、2006年に完成の予定である。

「チャイナネット」2005年10月28日



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