中国の民間航空、鉄道、内陸河川、海上旅客輸送と道路交通事業にも急速な発展が見られ、内外の観光客に交通の面で利便性を提供している。さまざまな層の観光客のニーズを満たすため、中国ではホテルの新規建設、拡充、改築が次々とすすめられている。現在、全国には星クラスのホテルが合計9751軒もあり、各大中都市と観光地にはよく整備された、一流のサービスを誇るホテルがある。

現在、中国には国際旅行社が1364社もあり、北京、上海、天津、重慶など4つの直轄市だけでも249社を数える。2003年6月12日、国家観光局と中国商務部は合同で『外商持ち株・外商独資旅行社の設立に関する暫定規定』を公布した。7月18日、国家観光局の認可を得て日航国際旅行社（中国）有限公司が外国側の独資旅行社として中国市場に進出し、日本観光客の中国観光を主な業務とするこの会社は北京で正式に営業を始めている。12月1日には中国で最初の外国持ち株観光企業の中旅途易観光有限公司が北京で正式に発足し、同公司の持ち株側はMB中国投資公司およびヨーロッパ最大の観光グループTUIで、中国側のパートナーは300社余りの地方旅行社と販売ネットワークを構築している中国旅行社本社である。

「チャイナネット」2005年10月28日