中国政府はずっと教師の社会的地位と生活レベルの向上に力を入れており、1985年に毎年の9月10日を「教師の日」とすることを決定した。特定の職業に携わる人々のために祝日を設けたことはこれが初めてのケース。
教師の資質を高めるため、政府は全国教師教育ネットワーク連盟計画を作成した。そして、教育の情報化で教師教育の現代化を促進し、教師教育システムネットや衛星テレビネット、インターネットを通じて教師の生涯学習のためにサービスを提供し、小中学校の教師に対し、大がかりな、質と効率が高い全員トレーニングと継続教育を進めることを通じて、教師陣の資質を高めることを目指している。
『教師法』に従い、全国各地では学校の管理レベルを高めるため、教師資格制度を実行し、百万人の校長養成計画を推し進めている。現在、大学教師の中に、教授と助教授はそれぞれ教師総数の9.5%と30%を占め、中・青年教師は教師陣の主力となっており、45歳と35歳以下の教師数はそれぞれ教師総数の79%と46%を占めている。教学のほか、大学の教師は科学研究の課題を引き受け、科学研究や知識更新の重要な力となっている。全国の大学の中に、中国科学院アカデミー会員が280人おり、中国科学院アカデミー会員総数の40.7%を占め、中国工学院アカデミー会員が234人おり、中国工学院アカデミー会員総数の35.3%を占めている。
「チャイナネット」2005年10月28日