さつまいもは、芋類の中でもビタミンCの含有率トップ。しかも、加熱に強いビタミンCなのも嬉しいところ。
このビタミンCは、メラミン色素を抑える美肌効果がある他、肌のハリを保つコラーゲンが作られるのを助ける働きもある。
さらに、肌に潤いを与えてくれるビタミンEも含まれるので、まさに美肌への最強ビタミンコンビです。 また、腸内の善玉菌を増やして腸の調子を整えてくれるヤラピン(切り口から出る白い液)という成分が、食物繊維と協力し合って、美容の大敵である便秘を改善してくれる。
ヤラピンや食物繊維は、皮やその近くに多いので、皮ごと食べるとより効果的ですよ。 そして、ミネラルでは、カリウムが豊富なので、むくみ解消にも効果大である。
さつまいも料理の基礎知識
・煮る
煮崩れしやすいので、
1. かきまぜない
2. 煮立てすぎない
3. 弱火でゆっくり
4. いもの角をとる面取りもよい
・揚げる:そのまま揚げると固くなる。
熱湯で1分ほど湯通しして冷凍庫で30分以上凍らせた後揚げると柔らかくなる。
・蒸す:皮のまま、丸ごと蒸すことで栄養の流失を防げる
・色:色の仕上がりをよくするためには、皮を厚くむいて変色の原因となるヤラピンを落とす。オレンジやレモンの果汁を入れても色のつやがよくなる。
さつまいもの選び方
赤紫の濃い色のものがよい(完熟の証拠)ひげ根の穴の浅いものがよい。
表面にネットのような網目が走っているものが完熟しているのでよい。
さつまいもの保存方法
冷蔵庫は厳禁(いもの最適温度は12度前後)。
新聞紙などで包んで保存するのがよい。
「CRI」より 2005年11月17日