2004年にギリシアのアテネで開催された第28回オリンピック大会のマスコットは「アテナ」(Athena)とフィボス(Phevos)。ギリシアの神話では、アテナは知識の女神、フィボスは音楽と太陽の守護神である。
2000年にオーストラリアのシドニーで開催された第27回オリンピック大会のマスコットはオリー(OLLY)、シド(SYD)、ミリー(MILLIE)。これはオーストラリア本土のユニークの動物であり、それぞれ土地、空気、水を代表するものである。
1996年にアメリカのアトランタで開催された第26回オリンピック大会のマスコットはイジー(IZZY)。これはオリンピックの歴史でコンピューターによって設計された最初のマスコット。1996年アトランタ五輪組織委員会はマスコットのネームを募集したが、結果とし32人の子供の提案を採用した。
1992年にスペインのバルセロナで開催された第25回オリンピック大会のマスコットはコビー(Cobi)であり、スペインの漫画家のザビル・マレイスクによってデザインされ、オリンピックマスコットの歴史で最初の抽象的なアニメキャラクターとなった。
1988年に韓国のソウルで開催された第24回オリンピック大会のマスコットはホドリ(Hodori)であった。マスコットのネームは一般から募集され、「Ho」は韓国語の「トラ」、「Dori」は韓国語で男の子に対する呼称である。
1984年にアメリカのロサンゼルスで開催された第23回オリンピック大会のマスコットが「Sam」というイーグルであった。ディズニーによってデザインされた「Sam」はアニメーションのイメージであり、アメリカの伝奇的な人物の「アンクル・サム」の服装を着ており、アメリカ風そのものはマスコットのビジネス化につながることになった。
1980年に旧ソ連のモスクワで開催された第22回オリンピック大会のマスコットは「Misha」というロシアのクマであった。著名な児童書籍の挿絵画家のビクトル・チェズコフ氏によってデザインされた「Misha」は1977年12月19日に初登場した。
1976年にカナダのモントリオールで開催された第21回オリンピック大会のマスコットは「アミク」(Amik)である。これはビーバーのイメージであり、「Amik」はカナダのインディアン・アルコンキン族の言葉で「ビーバー」の意味である。
1972年にドイツ連邦共和国のミュンヘンで開催された第20回オリンピック大会のマスコットは「ウォルディ」(Waldi)。これはドイツのダックスフンド犬のイメージで、夏季オリンピック大会の歴史で最初のオフィシャルのマスコットと見なされたものである。ダックスフンド犬の敏捷さ、辛抱強さ、強靭さという性格はスポーツ選手の品性を具現するものでもある。
「チャイナネット」 2005年11月