江蘇省の蘇州港は現在、年間貨物取扱量が1億トンを超え、内陸河川の億トン級大型港湾に成長した。
2002年6月、蘇州市は太倉港、常熟港、張家港港を一体化し「蘇州港」としてブランド性を打ち出し、3港をそれぞれ蘇州港の1港区とした。
現在、蘇州港の3港区はそれぞれ明確な特徴がある。太倉港区は、上海国際水上運輸センターのコンテナターミナル港を構成する重要な一部分であり、同センターで江蘇省方面へのコンテナが集まる港だ。常熟港区は、全国最大の鉄鋼材の水上輸入拠点の一つに発展した。張家港港区は、保税区(免税区域)としての優位性を積極的に発揮し、全国最大の木材の水上輸入拠点に成長した。
計画によると、第11期五カ年計画(2006~10年)期間中、蘇州港には135億元が投入される予定。埠頭(ふとう)・停泊位置78カ所を建設するほか、太倉港区のコンテナ埠頭の第3~4期建設を重点的に進める予定。2010年をめどに、同港の年間の貨物取扱量を2億1千万トン、コンテナ取扱量を450万TEU(TEU=20フィートコンテナ積載換算)に引き上げることを目指す。
「人民網日本語版」2005年11月25日