概況

同里は呉江市(県クラス)が管轄する1つの鎮(町)で、周荘から西に10キロのところに位置し、蘇州からはわずか18キロ。宋代に築かれすでに1000年以上の歴史がある。四周が水に囲まれ、同里や九里、葉澤、南星、龐山の5つの湖に嵌め込まれたようにあり、建物はどれもが水に面して建ち並び、名実ともに水郷地帯の古鎮だ。

同里は江蘇省で最も早く、1982年に重要文化財に指定された。1995年に同省初の「歴史文化名鎮」に。2000年には退思園が「世界文化遺産」に登録されており、現在は鎮全体を同遺産に申請中。

同里の特色は以下の3点に集約できる。

1.水が多く、橋が多い。各時代の古橋が40基以上も残る。

2.明清時代の建築物が多い。鎮志の記載によると、1271〜1911年にかけて邸宅が38、寺院や廟などが47建てられた。

3.著名人や文人が多い。宋元以降、とくに明清時代には多くの文人などが帰郷し、数多くの邸宅や庭園を築いた。

「チャイナネット」2005年12月


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