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南京大虐殺から68年、日本の若者が平和集会で追悼

南京大虐殺から68年目の12月13日、侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館(南京大虐殺記念館)で開かれた追悼平和集会に、47人の日本人が公式に参加した。犠牲者の遺族や現地の住民、子どもたちに混じり、午前10時の追悼のサイレンに黙祷、「侵略の歴史を記憶し、2度と繰り返さない」との誓いを新たにした。

グループは、JR東日本鉄道労組(本部・東京)の青年部員で、大半が20代後半。約5万人で構成する同労組は、毎年、若手メンバーが研修旅行で中国や韓国を訪問し、日本のアジア侵略の歴史を学んでいる。これまでに計3000人の若手組合員が研修旅行に参加。南京は1997年12月から毎年訪れている。

メンバーで、同労組中央執行委員の柳明則さんらは、「牢記日軍侵華暴行、反対復活軍国主義、共築中日友好」と書いた手作りの横断幕を手に、集会終了後、記念館の中庭に立った。現地の住民に、日本軍が残した不発弾による被害を訴えられ、無言で頭を下げる場面もあった。

13日の午後には、南京大虐殺生存者の伍正禧さん(82歳)の体験を、組合員らが聞いた。伍正禧さんは、祖父や親戚らが日本軍に殺害され、友人らが暴行に遭った。「彼らはいったい人間なのか」と時に声を振りしぼる伍さんの話に、若手組合員らは言葉も無く聞き入った。意見を求められた20代の男性は「平和への思いを新たにした。日本に帰ったら、職場の同僚とも南京での経験を広めていきたい」と話していた。

 

参加者を前に、当時の経験を切々と語る伍正禧さん

「人民網日本語版」 2005年12月14日

 
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