河南省安陽市にある商(または殷、紀元前1600年ごろ~紀元前1046年)の遺跡・殷墟の王陵遺跡の整備がこのほど完了し、一般に公開された。同遺跡の整備は、同遺跡の世界文化遺産への登録申請活動の中核事業であり、活動を構成する重要な一部分だ。殷墟は、この王陵遺跡のほか、宮殿宗廟、エン北商城遺跡などで構成される。王陵遺跡は、商の時代に陵墓が作られたり、祭事が行われたりした場所で、中国で王墓制度が始まった場所とされる。最も古くて完全な形で残る王墓群だ。
写真(左):殷墟の王陵遺跡展覧館の展示物
写真(右):殷墟の王陵遺跡の墓
「人民網日本語版」2005年12月15日