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2005年の洪水、三多一少の特徴

国家洪水・旱魃防止総指揮部が招集した会議での情報によると、我が国の2005年の水害は平年に比して「三多一少」の特徴を示した。被災面積が多く、被災者数が多く、直接経済損失も多いが、被災死亡者数が大幅に減少しているのである。

国家洪水・旱魃防止総指揮部弁公室の張志彤副主任は、「2005年の増水期の全国各地の降雨量が平年より多かったため、増水期に三つの特徴があった。増水期が早く訪れ、遅くまで継続し、増水の範囲も広く流量も大きかった。台風の上陸回数も多く、風も強かった」と説明した。

国家洪水・旱魃防止総指揮部弁公室と民政部の2005年12月20日までの統計によると、2005年は全国31の省(自治区、直轄市)で洪水による災害が発生し、農作物水没被災面積1545.7万ヘクタール、実質被災面積919.1万ヘクタール、被災者数2億26万人、死亡者数1660人、倒壊家屋153万棟で、直接的経済損失は1662億元に達した。洪水による死亡者数1660人のうち、鉄砲水、土砂崩れ、土石流による死亡者数は1400人である。特に浙江、福建、海南、広西、四川、安徽、江西、遼寧などの省(自治区)の被災程度がひどかった。

鉄砲水は依然として死傷者の多い災害で、黒竜江、湖南、福建、浙江、安徽、雲南、などの省で死傷者を出した鉄砲水災害は49回にも達し、平年に比して非常に多かった。うち100人以上の死亡者を出した鉄砲水が1回、死亡者数50~100人が4回、死亡者数10~50人が12回発生している。

張志彤副主任は、「国務院の指導の下、国家洪水・旱魃防止総指揮部は早くから部署手配を開始し、地方各級党委員会、政府及び洪水防止指揮部は方針、指導責任を明確にし、業務措置を講じ、緊急補修チームが編成され、物資ストックを確保し、救災保障を施し、最大限度に災害による損失を軽減した。平年に比して、2005年の水害面積は5%増、被災者数は14%増、直接的経済損失は44%増となったが、死亡者数は47%減と大幅に減少している。

「チャイナネット」2006/01/04

 
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