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中国、エネルギー構造の変化

王金鎖さんは山西省昔陽県の一農民である。これまで王さんはずっと近くの炭鉱から石炭を買って自家用の燃料としていた。が、昨年から政府の力添えの下で王さんはメタンガス施設をつくり、それ以降炊事や暖房用の燃料は全部メタンガスに頼ることになった。

「メタンガス施設はまったく宝物のようで、これのおかげで、お金と体力、石炭、電気などが節約でき、無公害の肥料もつくれるし・・・」と王さんは嬉しくメタンガスの利点を語っている。

山西省は中国の著名な石炭産地である。王さんのように、メタンガスを炊事や照明、暖房用の燃料とする人びとがますます多く増えている。

山西省の各クラス政府は一定の資金を拠出し、農民のメタンガス施設の整備のための補助金とした。これまでに累計1.1億元を投下し、47の県、1048の村の15万戸の農民を支援した。完成した15万のメタンガス施設のおかげで農民たちは年間1.8億元の費用の節約が可能となった。

現在、メタンガス利用者数は1300万人以上に達する。2005年には、中国は10億元の資金を拠出して、メタンガスの普及に努めた。中国の農村では、メタンガス、作物の茎類を代表とするバイオマスエネルギーの利用量は2.5億㌧石炭原単位を上回り、農村住民の生活用燃料の約50%を占めるに至った。山西省の中部と南部の一部地域では、メタンガスは農民の冬季暖房施設の重要なエネルギー源となっている。

昨年制定された『再生可能エネルギー法』も今年から実施されることになった。この法律は再生可能なエネルギーの発展に関する一連の法律制度を明確にし、風力、太陽光、水、地熱、海洋などからの非鉱物エネルギーの開発利用を未曾有の次元まで高めることを目指している。再生可能なエネルギーに関する知識と技術も法律に基づいて一般教育や職業教育のカリキュラムに組み入れられることになる。

今後は国の発展計画にしたがって、安定したクリーンで、経済的なエネルギー供給システムを構築し、風力、太陽光、バイオマスなどの再生可能なエネルギー源の発展を加速する。現在、中国の再生可能エネルギーの利用は、エネルギー消費総量のわずか7%しか占めておらず、2020年には15%に達することになる。

関係部門によると、今後20~30年間に、中国の利用可能な小型水力発電所、風力、太陽光、バイオマスなど再生可能エネルギーは毎年8億㌧石炭原単位に達し、現在の全国石炭産出量の半分に相当すると予測されており、開発利用の潜在力は巨大なものである。経済の発展と科学技術の進歩につれて、エネルギー資源に占める再生可能な資源の比率はますます大きくなる、と山西省社会科学院経済研究所の潘雲所長は語っている。

「チャイナネット」2006/01/10

 
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