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香港で遠古人遺跡を発見・香江人類史を塗り替えか

香港の西貢で先ごろ、4万年近い歴史のある遠古人の遺跡が発見された。現場を訪れた国家文物局の専門家で、中国科学院古脊髄動物・古人類研究所の張森水研究院員は「新たな重大な発見だ。香港で人類が活動した歴史が塗り替えられるだけでなく、考古学の専門家に全く新たな課題が提起された」と強調した。

西貢の黄地どうにある遺跡は、今から3万5000~3万9000年前の旧石器時代後期の石器製造の場所の跡。面積8000平方メートル。これまでに出土した器物は約6000件にのぼる。

張研究員は「考古学上、新たな重大な発見であり、実に様々な形状の石器が発見された。過去、石器時代の発掘を見ると、北方では小さな器物が主だったが、今回は大きめのものが主体だった」と説明。

さらに張研究員は「この発見で、旧石器の考古学研究に新たな課題が突きつけられた。遺跡は中国の沿海部に位置しているが、珠江口だけでなく、福建省や台湾でも新たな発見はなされておらず、しかも北方での発見と異なるからだ。旧石器が孤立して存在していた可能性はない、と確信する」と強調した。

また張研究員は「今回の重大発見の意義は、香港で唯一、旧石器時代の遺跡が見つかったことにある」と指摘した上で、「香港では約6000年前の新石器時代に人類が活動を始めた、とする従来の考え方は見直されるだろう」との見解を示した。

地層に堆積した岩の性格を分析したところ、石器が出土した地層は2つの層に分断されていた。第1層は今から3万5000~3万9000年前、更新世後期の最後の段階、第2層は約6000年前のもの。

張研究員らは今後、香港の専門家と黄地どうの自然史についてさらに調査を進め、遺跡の実態を解明する計画。

「チャイナネット」2006年1月20日

 
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