中国の考古学関係者が河南省の黄県で、2000年前の前漢(紀元前206~紀元220年)時代の末期のものと見られる大規模な集落跡を発見した。中でも、数多く発掘された庭園式の民家は、保存状態が完全で、構造がはっきりしているため、いまのところ、中国で唯一の漢代の田舎風景を再現できる遺跡となった。
これまでの調査によると、発掘された民家はすべて南向きの住宅で、その庭には門番の詰め所や母屋、便所などは位置されている。また、庭の外には桑やノニレの木が植えてあり、その外側には田んぼや道があったと見られている。
「CRI」より2006/02/05