トリノ現地時間2月13日、人々の注目を集めていたトリノ冬季五輪フィギュアスケート混合ダブルス決勝が北京時間2月14日午前6時に終了し、中国の若手ホープの張丹、張昊選手が4回転ジャンプでミスをおかし、張丹選手が怪我をするという不利な状況のもとで、ねばり強くもリンクに再びもどり、189.74点で中国代表団にとっての最初の銀メダルを手にした。これは冬季五輪のフィギュアスケート種目での中国選手の最高の成績となった。ホープの申雪/趙宏博両選手は186.91点で銅メダルを手にし、龐清/佟健の両選手はわずかの差で四位に甘んじた。これまでのところ、中国代表団は銀メダル1、銅メダル2の成績でランキング12位に入った。
ロイター通信は張丹選手のパフォーマンスを高く評価し、「張丹選手は出場したばかりで転んで倒れたが、ねばり強くて試合をつづけ、ついに同ペアとしては最高成績である189.74点で二位に輝いた」と伝えている。
AP通信は張丹/張昊選手に極めて高い評価を与え、「両選手はまるで信じられない勇気と意志力を示した。順番で最後に出場した張丹選手はこれまでにない難度の四回転ジャンプを試みた際、ミスで惜しくも氷上に転んで倒れた。両選手は試合をしばらく中止し、張昊さんは張丹さんを支えてリンクを離れた。しかし、監督と短時間の話し合った後、頑張りのきく張丹選手は、試合を続けると審判に意思表示した。観衆からは熱のこもった拍手が送られ、審判は両選手の試合再開を認めた。その後の4分間半の試合で、両選手のすべての動きは完ぺきそのものであり、張丹選手はジャンプを上手にこなした。試合が終了した際、張昊選手は感極まって泣き出した。その後、点数を見た両選手は笑顔を浮かべ、同ペアの最高成績でフィギュアスケートの二位に輝いた」という論評を掲載した。
「チャイナネット」 2006年2月15日