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上海の大学卒業生、過去3年間597名が西部地区へ

先ごろ挙行された上海市大学生ボランティア西部サービス表彰式の席上で、一部の「西部進出」した学生は皆一様に「西部地区に大きな変化が生じ、無限に発展する空間、チャンスをはらんでいる」と声をそろえた。上海では、過去3年間に計597名の大学卒業生が西部地区に赴いて才能を発揮している。

大学卒業生の西部地区における就業を奨励するため、各高等教育機関は一連の優遇政策措置を講じており、先ごろ上海市政府は「上海市大学生西部サービス計画ボランティア奨励金」を特設し、大学卒業生の西部地区基層への就業を奨励している。上海交通大学は「交大学子西進工程」を打ち出し、30万元の特別奨励基金を開設して、新疆、チベット、内蒙古などの辺境地区へ赴く卒業生に一人当たり1万元の奨励金を給付している。同時に、専門関連の教師を選抜派遣し、学生と定期的に連絡をとり、西部地区へ赴く卒業生に対して専門知識と応用技術の指導を行なっている。

多くの大学生ボランティアが西部地区で、直接現地の大衆に専門を活かしたサービスを提供しており、教育、医療、農業技術、貧困支援など有益な活動を行っている。昨年、上海から雲南へ赴いたボランティアは136名で、雲南省内12の貧困県で活動している。上海出身のボランティア周文彬さんは、自主的に海抜4000余mの梅里雪山の麓に赴き、チベットの小学生に千余コマの授業を行い、雲南を離れる前に上海の心温かい人と連絡をとって、未だ本でしか知らない生徒達を大上海に連れてきた。今年の上半期、雲南は過去25年で最悪の旱魃に見舞われたが、雲南に赴くボランティアチームは多くの青年突撃隊を組織して、千余回にわたって労働に参加し、烈日の中、旱魃が最もひどい山村に水桶を運び、一部ボランティアは現地の旱魃支援資金調達のために義捐金を出している。

現在、上海の7名の大学生ボランティアが、ボランティアサービス期間満了後、長期にわたってチベットに、2名が雲南に根を下ろすことを選択している。同済大学土木専攻の卒業生である劉英俊さんは、2003年8月にチベットへのボランティアサービスに赴いた1年後、自主的にラサ市建設局で長期的業務に就くことを申請した。昨年12月1日、工事総投資額2.3億元と過去チベット最大、設計基準最高の市政道路建設工事であるラサ市金珠西路修復工事が正式に着工したが、劉英俊さんは該工事の甲方代表として、現場監督管理、設計、品質管理、指導、道路建設工事期間内竣工の保証業務についており、チベット自治区の指導者に高く評価されている。

「チャイナネット」2005/12/22

 
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