３月２日午後、中国人民政治協商会議（政協）第10期全国委員会第４回会議は初の記者会見を開き、呉建民スポークスマンが今回の会議について説明した。

呉建民スポークスマンはまず会議のスケジュールについて次のように語った。

賈慶林政協主席の全国政協常務委活動報告を聴取し審議する。羅豪才同副主席の政協第10期全国委員会第３回会議以来の提案に関する報告を聴取し審議する。第10期全国人民代表大会に列席し、温家宝総理の政府活動報告を聴取し討論する。国民経済と社会発展に関する第11期５カ年計画要綱草案を討論し、政協第10期全国委員会第４回会議の正式の議事日程を審議し採択する。

呉建民スポークスマンはさらに次のことを明らかにした。

今年の政協会議の開会、閉会および会期中の３回の大会発言はいずれも内外記者の取材を受け入れ、一部のグループ討論や業種別合同討論会も記者にオープンし、開会期間には２回の記者会見を行い、１回の集中取材を受け入れることになっている。記者会見のテーマはそれぞれ政府への提言とアイデア提供、第11期５カ年計画期（2006～2010年）の青写真をともに描くこと、調和の取れた社会を構築することなどである。

現在、会議の準備諸作業がすべて終了した。今日の正午12時までに、2280人の全委員のうちの1361人の委員が大会秘書処に到着を届け出ている。大会は３月８日17時を提案提出の締め切り、３月５日22時を大会発言申し込みの締め切りと決めており、現在すでに466件の提案と435の大会発言原稿を受け取っている。

中国共産党中央は先般『人民政治協商活動の強化に関する意見』（以下『意見』と略）を発表した。このことは私を含む政協委員と各クラス組織の政協主席にとって非常に奮い立たせることになっている。『意見』は人民政治協商会議成立以来の、我が国の政治、経済、社会生活への大きな貢献を充分に認め、政協の性格、地位、役割を明確にし、新しい世紀、新しい段階における歴史的任務と活動の原則を規定し、政協の職能を発揮するプロセスとメカニズムを規範化し、政協自体をさらに完備させる任務をも明確にし、政協に対する中国共産党の指導を強化し改善することを提出した。『意見』は新しい世紀、新しい段階における政協の発展を導く綱領的な文書である。

委員たちが特に関心を持つ問題について、社会主義の新農村の建設、革新型の国の構築、資源節約と環境にやさしい社会の構築、地域的な経済の協調的発展の促進、調和の取れた社会の建設の推進、社会保障システムの健全化、医療・衛生体制の改革の加速、安全生産の監督の強化など第11期５カ年計画の策定と実施と関連のある問題が委員たちの関心事である、と語った。

「チャイナネット」2006/03/02