中国共産党中央の総書記でもある胡錦濤国家主席ら指導者が4日北京で開催中の全国政治協商会議年次総会に参加した委員たちと会見し、またその討議に参加した。
中国民主同盟と中国民主促進会の委員たちによる討議の席上、胡錦濤主席は数人の委員からの発言を聞いた後、「向こう五年の経済と社会の発展目標を実現するには、人民大衆を幅広く深く動員する必要があり、人民大衆に断固として依拠し、人民大衆に真に奉仕し、人民大衆の歴史における主導的な精神を十分発揮させるべきである」と述べた。
全人代常務委員会の呉邦国委員長は、農工民主党と九三学社の委員による討議に参加し、「中国共産党の指導する多党協力と政治協商制度は、中国の国情にかなった基本の政治制度である。共産党中央はこれまでどおり、各民主党派や無所属の人々との団結と協力を強めていく」としたあと、各民主党派が社会の発展に寄与するため、積極的に提案を行うよう期待した。
経済界の委員による討議に参加した温家宝総理は、「共産党中央は、科学的な民主による政策決定を高度に重視している。政府からいうと、経済と社会の発展状況をいち早く政協に通報し、政協会議と政協委員からの提案などを真剣に研究し、それを採用し、政協会議の政府活動への監督を自覚して受けていく」と述べた。
「チャイナネット」2006/03/05
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